広布唱題行拝読御書〔聖寿802年9月3日〕
『法華題目抄』 文永3年1月6日 45歳 (御書354㌻ )
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琥珀は塵をとり磁石は鉄をすう。我等が悪業は塵と鉄との如く、法華経の題目は琥珀と磁石との如し。かくをもひて常に南無妙法蓮華経と唱へさせ給ふべし。
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≪意訳≫
琥珀を擦ると静電気がおこり塵が吸い寄せられます。磁石には鉄が吸い付きます。私たちの悪業は塵と鉄のようなものです。南無妙法蓮華経とお題目を唱えると、琥珀や磁石が塵や鉄を吸い取るように、私たちが過去世から積み重ねてきた悪業を取り除くことができます。このように思って、常に南無妙法蓮華経と唱えましょう。
御本尊様に向かってお題目を唱えれば、御本尊様が悪業を吸い取って下さる、という有り難いお言葉です。お題目を唱えるときに、色々なことを思いますね。願いごとも少なくありません。願いごとが叶わないのは、祈る力が弱いのか、それとも過去の罪障が深いのか、と悩むことはありませんか。
仮に、罪障が深いから願いが叶わない、と悩んでいるのであれば、これまでより少し多くお題目を唱えましょう。少し長くお題目を唱えましょう。その時に、「御本尊様が悪業を吸い取って下さっている」というお言葉を忘れないようにいたしましよう。
過去世の悪業を日連大聖人様が吸い取ってさしあげよう、とのお言葉を信じようではありませんか。大聖人様のお言葉を信じてお題目を唱えれば、悪業は消えます。悪業が消えれば、祈りは叶うようになります。祈ることは大切です。なぜならば、祈りは願いであり、願いは前に進むカだからです。願いは一切を変えるカの源です。大いに願ってまいりましよう。
お題目を唱え、強盛に祈り、自他ともの成仏を目指して折伏に励んでまいりましよう。
(広布唱題行〔聖寿802年9月3日〕にて)