• 東京都杉並区西荻窪の「日蓮正宗佛乗寺」の法華講が運営するWeb Pageです。Web Page「日蓮正宗向陽山佛乗寺」(http://www.butujoji.jp/)は、姉妹サイトとなります。

「寂日房御書」

広布唱題行拝読御書〔聖寿803年2月4日〕

寂日房御書』 弘安2年(279年)9月6日 58歳 御書1,393㌻

夫(それ)人身をうくる事はまれなり。已にまれなる人身をうけたり。又あひがたきは仏法、是又あへり。同じ仏法の中にも法華経の題目にあひたてまつる。結句題目の行者となれり。まことにまことに過去十万億の諸仏供養の者なり。

 寂日房は総本山の寂日坊や妙蓮寺を建立された方で、日華と人聖人様より日号をいただいております。

 当抄の最後に

信心をこた(怠)らずして南無妙法蓮華経と唱へ給ふべし。度々の御音信(おとずれ)申しつくしがたく候ぞ。此の事寂日房くわしくかたり給へ

とあります。どなたかに与えられたお手紙ですが、寂日房に委しくお話をしなさい、と命ぜられて文を結ばれておりますので、題号は『寂日房御書』となっておりますが、別の方にあててお書きになったものです。

 拝読の箇所で、人として生を受けるのは希なことである、人に生まれても仏法に巡り会うことは難しい、その難しい仏法に巡り会うことができている。しかも仏法の中でも法華経の題目に巡り会うことができた。そしてお題目を唱える法華経の行者になった。その因を尋ねると、過去世で十万億の仏を供養した者であることが明らかである。

 これは御書をいただいた方に対してだけ仰せになった言葉ではありません。「題目の行者」とありますので、御本尊様を受持してお題目を唱え、周りの方々の幸せを願って折伏に励む私たち全体に対して、このようにおおせくださるのです。

 私たちは、過去世に十万億というとてもとても沢山の仏様に、御供養をしたことが分かります。

 我が身だけではなく、見ること聞くことを含め、辛いことや苦しいことの多い現世です。ですが人間に生まれています。御本尊様に巡り会っています。巡り会うだけではなく「題目の行者」です。尊い尊い我が身であることを忘れないように。そして、来世も人間に生まれ、御本尊様に巡り会うことを願ってお題目を唱え折伏をする「法華経の行者」に成りましよう。寒暖のある毎日です。体調に気を付けてお過ごし下さるよう念じ上げます。

因みに十万億は、一億の十万倍という説があります。数えてみてください。

(広布唱題行〔聖寿803年2月4日〕にて)